2019年 ≪冬号≫ Vol.114 2020.03
コロナウィルスの影響で、定期総会が中止に
総会資料は各会員に発送
去る3月14日に予定していた、ウッディーズ19回総会がコロナウィルスの影響を受け中止になりました。そのため役員会で総会にむけて準備していた総会の資料等を各会員の皆様に発送しました。
未だ収束の目処がたっていない状況ですが、会員のみなさまにおかれましては体調を崩されませんよう、心から願っております。
新会長は、冨士本 充佐氏 が就任
新会長よりご挨拶
この度、会長に就任いたしました冨士本でございます。
私は2010年に入会させていただき、今年で11年目になります。また、役員になりまして、安全・施業担当として中休みを入れて6年間務めさせていただいております。前会長の体調不良により大役に任じられました。甚だ若輩であり経験不足でもあり、「なぜ私なのか?」と大変悩みましたが、役員全員の総意ということも有り、それじゃあ、と木に登る勢いで引き受けさせていただきました。皆様に認められる会長になれるよう精進してまいりますので、どうぞ暖かくご指導いただきますようお願いいたします。
会員数も一時は70名を超えておりましたが、現在は50名弱と減少傾向にあります。まその反面、若い世代の会員が増えており、平均年齢は年々減少しています。これをどうとらえるかは様々な意見がございましょうが依然、活動に参加されるメンバーは固定化されており、より多くの会員様に参加していただける環境づくりに役員一同、頭を振り絞っております。
札幌ウッディーズは発足以来多数の山林再生に携わってまいりました。今年度も会員所有林を含め8フィールドの施業に携わってまいります。しかしながら、年間定例作業日数といたしまして16回しかございません。その中で各施業フィールドに日数を割振りしておりますが、いずれも消化不良となっているのが実情でございます。このような状況を打破いたすべく、2021年度からは高川山林へ軸足を移し、かもめ保育園の園児のため、地域の子どもや住民の憩いの場を形成するべく、また会員の薪材需要にこたえることを念頭に置いて体制を転換していく予定です。今後の活動方針変更に伴いまして、会員の皆様方におかれましては様々なご意見があることかと思います。本来であれば、総会の場にてこの旨をお伝えする予定でおりましたが、コロナウイルスの影響もあり、定期総会の中止・書面総会への移行等ありまして直接ご説明する機会が失われてしまいました。今年度を2021年度の方針決め・意見調整の期間ととらえておりますので、忌憚のないご意見を頂戴いただきますようお願いを申し上げます。
今後とも、会員の皆様にご満足いただける活動を提案できるよう、役員一同努力してまいります。皆様方におかれましては、是非役員に立候補していただき、一緒に当会を盛り立てていただきたいと思っております。どうぞ札幌ウッディーズを宜しくお願い致します。
前会長、森井 浩樹氏より 退任のご挨拶
今年度をもちまして会長職を退任することとなりました森井です。昨年の忘年会に参加された方々にはお話ししましたが、昨夏あたりから右腕の首から指先にかけて痺れと痛みが起こり、あわせて握力も低下したため山仕事をしばらくのあいだ休まざるを得なくなったためです。このような私に対し慰留のお声をかけていただいた方々には申し訳ないのですが、現場を見ることもなく口だけを出す団体の長というものは如何なものかという私の我がままな持論を通させていただきました。急遽の退任によって他役員の方々にはご迷惑をおかけすることとなりこの場をもちましてあらためてお詫び申し上げます。また会員の皆様にはたくさんの有益なお話しやご意見をいただき当会を盛り上げていただきましたこと深く感謝申し上げます。
本当に有意義な時間を持つことが出来ました。今後は次期会長を中心とした新体制で当会がさらに隆盛していくものと確信しております。短い間でしたが本当にありがとうございました。
〜北海道の森づくり交流会の参加報告〜 佐藤 友子(会員)
2月1日(土)、毎年恒例のコープ主催による森づくり交流会が行われた。当会からは4名が参加した。コープ様から助成金を頂いている団体さんにはおなじみの行事である。が、今年は例年と中身が少し違っていた。
毎年とてもいい講師を全国からご招待して講演会がある。今年はぎょれんさんの「お魚殖やす植樹活動」の発表から始まり計5団体が発表。その中でも私が感動を覚えた団体例は次の二つである。
「飛生(とびう)の森プロジェクト」
30-40代の男性が主催。ここは助成金100万円である。白老にあった小学校が廃校になり、その学校林を手入れし地域に根差して面白がろう、というような趣旨。デザイナーさんがいるのか、まずロゴからしてカッコいい!(ぜひ検索を)
・森の中に木を生かしたオブジェを作ってそれで遊べるようにする
・根曲がりだけで作った竹のエントランス、朝顔のツリ-、ハンモックetc.
・年間10回くらいの活動で1泊2日、毎回人数が増え30-40名が参加
・勿論、温泉とBBQもセット
・年1回、飛生芸術祭を開催(1週間)
このうち1泊2日をオープン日として、各自牧草地にキャンプする。
リーダーを作っていないというが、やはり主催者の労量の多さを懸念する。しかし、発想の面白さ、秀でたデザインの説得力など、とても刺激的で面白かった。また、今後の髙川山林についても参考になる内容だった。
「自然体験活動指導者ネットワークえんりっと」
苫小牧のお母さん団体(12-3名) 森の材料を使ってスプーンやクラフトなどを作って、森に興味をもってもらうことから始め、森の中で遊ぶことに誘導する。身体障害・精神障害などをもつ親子さんの参加を促進し、森の中で遊んだ後の子供と親のいい笑顔を見る。間伐作業の体験や薪づくりなどを通じて森の役割を教えていく。30-40代の女性陣が少人数で地道に着実に頑張っている様子が伺えて、また説明もとても上手だったせいか、魅力的な活動だと思った。
後半のワークショップは、色々な人と森をテーマに話せて興味深く楽しい時間だった。私のいたグループでは森の中にいる子供をどう扱うべきか、お膳立てのし過ぎはよくないが、無防備でも危険が怖い。そこをどうクリアしてのびのびと子供たちを大胆に遊ばせるか、ということが語り合われた。
〜森づくりを 仲間と力あわせて〜
髙川 勝(会員:髙川山林・ワオーの森 山主)
若い、ホントに若い助っ人の出現
「仲間と、心と力を合わせて森をつくる」、そのことの楽しさを実感している。
昨年の夏、会員・南部さんの息子さんが引きこもりがちだと聞いて、「気晴らしにオレの山に来てみませんか?」とお誘いしたところ、すぐに訪れてくれた。でも、相手は中学2年生。最初は、「何をしてもらおうか?」と作業メニューに悩んだ。思いついたのは、仮植えしたまま何年も放置して「半死半生」になっていた苗木の定植や、山中に放置してあった玉切り材を下ろしてもらうこと。そこから始まって、秋を、そして、冬を経て、春の光が射してきた今では、何でもござれ!の立派な働き手に成長している。何しろ、偉丈夫の力持ちだから、頼り甲斐がある。当初は週一くらいのペースだったが、回数も増えてきている。
スキルの獲得にも目を見張るものがあって、薪割りは既に一丁前。チェーンソーを駆使する作業にも意欲を示し、マイ・チェーンソーを手に、今、基礎的な作業工程に取り組み始めた。作業終了後のチェーンソーの清掃などにも抜かりはなく、‘オレも見習わねば’と殊勝な気持ちにさせられている。
彼の入山が切っ掛けで、「高川山樹楽部」なるサークルもできた。樹と向き合うばかりでなく、時には一斗缶で作ったストーブで焚き火や焼き肉(魚)を楽しんだりもする。ちなみに、樹楽部(じゅらぶ)は、樹を楽しみ、樹を愛(love)する集いという、言語センス豊かなメンバーの命名である。
昨年までの冬期間、髙川山林と山小屋は雪に埋もれていたが、今冬は樹楽部のお陰で入り口階段の40段も小屋周りも完璧に除雪されている。シーズン明けの作業のためにストックしてあった薪用の玉切り材も、ほとんどが切られて割られて、薪小屋に積まれてしまっている。いま、2020年度のウッディーズ幕開けに備えて、薪材確保などのために伐木作業などを進めているが、冬の期間中に髙川山林にチェーンソーのエンジン音が響き渡るのは初めてのことである。気が付けば、下から見上げる山の景観が好ましく変わっている。変わったのは、山を見上げている自分自身も…である。若々しい力を糧にして。
髙川山林へ ウッディーズが新たな支援?
髙川山林は従来からウッディーズによる手厚い施業が行われてきて、その結果、地域にある「かもめ保育園」の「遊びと育ちの森」となり、無心に駆け回る子どもたちの歓声がこだまするようになっている。保育園からは、森での遊びが一生の思い出になるとともに、それは人間としての基礎形成と成長に寄与してもいる、と評価されている。地元小学校の自然学習にも利用されるほか、地域の方々が散策や山菜採りに訪れてもくれるようにもなってきた。ウッディーズの15年にわたる貢献のお陰である。
ウッディーズ2020年度総会は中止のやむなきに至ったが、総会の準備過程での役員会で活動フィールドの再検討が話し合われていた。ウッディーズの活動を、「ウッディーズは地域のための、住民のための森づくりを展開している」と分かりやすく社会にアピールできるような施業を進めよう。何よりも会員が「自分たちは社会に貢献している」と実感できるものにしようではないか。そのために、その趣旨に見合う特定山林に活動の重点をシフトしてはどうかという議論である。その候補地として、髙川山林が挙げられていたのである。その話しが出てきたことにより、髙川山林の「これまで」と「これから」を明らかにする必要が生まれた。
森づくりへ 新たに湧く想い
髙川山林の面積は全体で約5ヘクタールであるが、その入り口(現在、山小屋のある場所)に家人が関わるかもめ保育園の園舎を建てるべく25年前に手に入れたものである。不動産台帳では「宅地」とされている部分があって、そこを建設用地として建築確認申請までした。その「宅地」は、売買時の不動産鑑定書では「急傾斜地で崖地も含んでおり、市道にも接しておらず、経済的には利用が相当困難と判断される」と評価されているとおりで、結局はアプローチ及び駐車場用地造成資金の目処が立たず申請書を取り下げざるを得なくなった。
「経済的利用」という観点ではなく、全体を市街地に隣接する5ヘクタールの山林としてみれば自ずと別の価値観が生まれる。山づくりに着手するについて指導を仰いだ「目利き」からは「上位クラスの山」、「命を燃焼する大義ある対象」と嬉しい評価をいただいた。そうした評価に気をよくして、子どもの遊び場を意識した山づくりに取り組んで以来18年、ウッディーズやかもめ保育園の父母など多くの方々の支援を受けて、どうやら子どもたちに楽しんでもらえる森になったと自負している。
まだまだ手をつけるべきところはあるだろうけど、自らの年齢を考えれば、‘もう、これくらいで満足しよう’と自らに言い聞かせていたところへ、高川山樹楽部の参画があったうえに、ウッディーズの更なる支援が得られるかも…という急展開である。もう時間切れ…と諦めていた望みが息を吹き返した。
改めて、これまで思い描いてきた構想はどんなものだったのだろうと、時々の思いつきを記したメモを取り出して見た。ある、ある、やりたいことがいっぱい。
それで、施業構想を以下のように整理してみた。
1 目標とする山林の在り方
(1) 景観に優れた「学習と憩い」の森
(2) 木材資源(主に薪材)を供給する森
2 目標達成のための施業
(1) 山林現況の把握
2015年に実施した山林調査結果に基づく現況の把握
(死蔵されている調査結果を精査して課題を明らかにする)
(2) 伐採・育林
・ 景観改善のための不良木等の伐採
(住民から伐採要請のある住宅敷地内の樹木を含む)
・ 萌芽更新、天然下種更新を意識する伐採・育林・下刈り
・ 素材(主に薪材)取得のための伐採
・ 特定エリアへのエゾヤマザクラやキタコブシなどの植林
・ 豊かな林床植生(低木十草本)育成のための笹刈り
(3) 伐倒木の有効利用
・ 薪材(玉切り・搬出。作業参加者の薪材の持ち帰りを通例化する)
・ しいたけ原木(かもめ保育園等へ提供)
・ DIY木工品原木(会員、その他へ提供)
(4) 遊歩道・作業道の整備・増設
・ 既設遊歩道の補修
・ 新たな遊歩道・作業道等の作設
(北側の境界尾根に眺望のきくルート作設)
(季節感を味わえる沢筋の雪融け水路、水溜まりの整備)
(5) 作業スペースの造成
・ 斜面の一部を崩し平坦な作業スペースとする
(6) 境界線の確認と標識等による明示
3 その他
本施業案を実行するために、天然生林の間伐に必要とされる伐倒技術など山づくりに 必要な知識と技術を習得する
以上、構想らしいものを描いてみて気が付いたことは、このところ我が山林をいかに漫然と眺めていたかということである。例えば、傾斜地は不利な地形であると思い込んできたが、それは手を加えることにより有利さに転化できる要素ではないか。例えば、傾斜を登るにつれ景観が変化していく ― そこを意識する遊歩道づくりや伐木処理を行えば良いのだ。可能性に思いをめぐらして森と向き合っていきたい。
目標と課題を明らかにし、それを達成するプログラムを作る。手引きはチャンとある!ウッディーズのメンバーが多大な精力を注いでまとめてくれた山林調査結果である。その成果が少しも生かされていないことに罪悪感に似た後ろめたさを感じる。先ずは調査結果の見直しから始めよう。
仲間との森づくり その楽しさが見えてきた
数日前、髙川山樹楽部の作業中に小学生がその祖母とやってきた。ホームセンターで買ってきたという小さなノコを手に、「この木が欲しい。切らせて!」と言う。お望みの木はニセアカシアで、しかも太め。「その木は固いからノコでは無理だと思うよ」と、チェーンソーで切って持たせてやった。返した後で、‘いろんな木を切らせてやれば良かったのに、余計なコトして…’と後悔した。翌日、たまたま用事で山小屋へ行ったところ、その子が来ていた。「昨日はありがとうございました。また来て良いですか?」と言われて一安心。森好きになって欲しいと思う。
近所の、こちらは単身赴任先の関東を間もなく引き上げてくるという年配者だが、「帰ってきたら、作業を手伝わせて欲しい」と言っているので、手ぐすねを引いて待ち構えている。
ひょんなことから手に入れた山林が多彩な人々との出会いの場になっていて、その成り行きを楽しんでいる自分を、‘幸せなヤツだなぁ’と思っている。
高川山樹楽部とのひと冬の活動で、仲間と力を合わせることが、森づくりを進めるうえで極めて有効なプロセスだということを強く実感した。それは同時に、「森づくりは仲間づくりである」という気づきでもあった。その仲間たちと草木や森の生き物との出会いを楽しみながら、元気に生きていきたいと願う日々である。
仲間のプロフィール:山口 裕之さん
仕事:公務員
趣味:ドライブ、木を使ったものづくり(子どもの工作レベル)
ウッディーズのみなさん、こんにちは。昨年9月に入会した山口といいます。札幌市北区の端っこで妻とふたり、のびのびと暮らしています。
ウッディーズに参加したいと思ったきっかけは、自分が30代になり何か新しいことを始めたいと漠然と考えているうちにこのHPを見つけたことでした。 実際に活動に参加してみて、自然のなかで体を動かして汗を流すのは都会の生活で汚れた心が洗われるようでとても気分がいいです。 今年もできるだけ活動に参加していろいろな作業を経験したいと思います。
ところで、会員のみなさんのなかには薪ストーブを設置されている方が多くいるようで、元々興味はあったのですがみなさんの話を聞いているうちにいつかわが家にも絶対に設置したいと思うようになりました。みなさんぜひ薪ストーブのイロハを教えてください。
また、最近ひとつ野望ができました。それは自然あふれる場所に土地を買って、高川さんの山にあるような小屋を作って別荘のように休日を過ごすことです。出資は随時受け付けます(^^)/
あまりおしゃべりが上手ではなく、とっつきにくい人間に感じると思いますが、みなさんどうぞよろしくお願いします。
散る時季を逃ししもみぢ色褪せて
重なれる葉に雪が積もりぬ
白き花満つる如くに見ゆる樹々
おほふ霧氷の光るともなし
初詣の人らが通るかたはらに
啄木鳥が穿つ音のかそけく
雪深き小さき町に染み渡る
ごとく夕べの童謡流る
高橋 千賀
森の本棚
樹木たちの知られざる生活
森林管理官が聴いた森の声
ペーター・ヴォールレーベン 著
長谷川 圭 訳 (早川書房 2018年刊)
木々の 驚くべき社会的な営み
「樹木は、動物のようには動かず声を出さないため、モノ扱いされるが、驚くべき能力と社会性がある。」と、本書のカバーにある。そして、目次。 「社会福祉」、「愛の営み」、「年をとるのは恥ずかしい?」、「君のものは僕のもの」、「性格の問題」、「燃え尽き症候群」などなど、この類いの解説書としては意表を衝く語句の羅列だが、どの項も、樹木の「人間的な特性」が生き生きと描かれて、人間(動物)と樹木の類似性が記述される。
例えば、「年をとるって恥ずかしい?」を見てみよう。人間の肌の機能・特性を説明した後、木の肌である樹皮の説明に及ぶ。「人間の皮膚と全く同じで、繊細な内部器官を外界の攻撃から保護している。樹皮がなければ木は乾燥し、攻撃的な菌類に侵されてしまうだろう」。樹皮のいちばん外側の層である祖皮(あらかわ)は「死んでいて感覚は失っているが、防護壁の役割を果たしている。祖皮の外見は特徴的で、木の種類を判断する材料にもなる」。 「そこまで擬人化して良いの? 科学的な検証に堪えるの?」と思ってしまうような情緒的な記述もあるが、「そうだったのか!」という驚きと納得で膝を打つこと頻りである。
「まえがき」に、「樹木は私たちを幸せにしてくれる。あなたも、次に森を散策するときには、大小さまざまな驚きを見つけるに違いない。」とある。そう、一つの項を読み終えるごとに、‘明日は森に分け入り、樹を眺めて触れて、ここに書いてあることを確認してみよう’という思いに駆られる。
評者には、目の前の樹を指して「この人は…」とその樹の特性などを説明してくれる友人がいる。人間に対すると同じような親しみを樹木に感じるらしい。彼の感性と知見が著者と同種のものだったのだと気付いて愉快になった。そしてまた、ある光景を想い出す。自らが植えた幼樹がネズミに皮を剥かれ「白骨化」したのを目にして、いきなり泣き出し、いつまでも泣きやまなかった保育園児の姿である。その子が樹木に対する何らかの知識を持っていたはずはないが、白く剥かれた木がこうむった生き物としての痛みを感受しているに違いない…と思いつつその姿を眺めていたことを。
何はともあれ、本書を樹木の世界へ導き入れてくれる恰好の案内書として強くお勧めしたい。最後に、本書をご紹介いただいた「新山川草木を育てる集い」藤原理事長に心からの感謝を献げます。
(会員 髙川 勝)