【2025】6/14 定例活動:滝野自然学園 整理伐 係り木処理
参加者:21名(体験者を含む) 天候:晴れ
札幌市南区の滝野自然学園にて活動を行いました。当日は初夏の陽気と晴天に恵まれ、最高気温は27度の予報、暑さ対策が必要になる季節になりました。
参加者はウッディーズ会員20名、体験者1名、依頼主のNPO法人ネイチャープログラムデザイン様関係者3名です。
9:00に全員集合、ミーティングを行いました。冨士本リーダーより、本日の伐倒作業の手順確認と、安全確認等のお話がありました。
伐倒作業は、冨士本さん、宮田さん、早坂さんの3名を中心におこない、他のメンバーで玉切り、運搬作業をおこない、作業終了後に希望者の車両に薪材積み込みをおこなう。
伐倒本数は、20mの木が10本、10mが10本、計20本。なかなか、やりがいのあるボリュームです!
その後、現場の管理運営をされているNPO法人ネイチャープログラムデザイン様より、ご挨拶をいただきました。
滝野自然学園は、かつて100年以上にわたり、地域の子どもたちが学んだ「滝野小学校」の廃校跡地とのこと。
現在は、なんと年間約6000人もの子どもたちが、森林学習を主な目的として利用しているそうです。
森林整備は、普段から週1の頻度で手入れをされているため、下草は綺麗に刈り取られて見通しがよく、明るい森という印象でした。
今回は、大木を切って欲しいとのご依頼。子どもたちのために頑張らないとね、という気持ちになりました!
岩手弁のラジオ体操でウォーミングアップの後(解説は何を言っているのか全然わからなかったですね!)、各自道具を持って、森にズンズンと入ります。
傾斜の急な山道を上っていくと、目に入るのは、空が見えないほどに聳え立つ立派な大木ばかり。
これを20本も伐倒するのはすごいな〜と思いつつも、ウッディーズの伐倒チームはやる気に満ち溢れたメンバーばかりなので、静かに闘志を燃やしているに違いないと思いました。
今から思えば、下草がないお陰で移動はとてもスムーズでした(他の現場では下草刈りから始まることもありますよね)。
冨士本さん、宮田さん、早坂さんの3名が3方に散らばり、その後を他メンバーが距離を保ちつつ、ついて行きます。
そのうち、チェーンソーの唸り声が響きわたり、巨木がバキバキバキっと地鳴りのような音をたてて傾き、ズッシーーーン!!!地響きと共に倒れます。その大迫力に思わず、感嘆の声と大きな拍手が!!!
その後は次々と大木がバキバキ、ズッシーン、メリメリ、ドッシーンと倒されていく一方で、掛かり木になってしまい苦戦する場面もありました。
また、伐倒した樹種は唐松が多く、松脂でほどなくチェーンソーが切れなくなり、途中で刃を研いだりチェーンを取り替えたりしながら、玉切り作業と枝払いを行いました。
枝払いの終わった丸太は、斜めにジグザグに転がしながら、バケツリレー方式で下まで転がします。
しかし、急斜面で凹凸が多いところを、巨大な丸太が勢いよくゴロンゴロンと転がっていくと、もう誰にも止められず、、、丸太運搬は予想以上に危険な作業でした!
転がす方向の目測が外れると、とんでもない方向に勢いよく行ってしまうので、気をつけないとと思いました!!
「巨大丸太転がし」にすっかりくたびれた頃に、お昼休憩となりました。
ご用意頂いたテントの下で、子供用の丸太椅子に大の大人の皆さんがちょこんと座っていたのが可愛かったです(笑)そして、用意してくださったおそうめんは、薬味がいっぱいで美味しかったです。ご馳走様でした!
午後からは、桜の大木を冨士本さん他3人で伐倒。それ以外のメンバーは、引き続き伐倒と玉切り作業、丸太を転がしての運搬作業をおこないました。
最後は疲れ果ててしまい「もう体力の限界〜」「力が入らないね〜」などと囁き合っていたところ、作業終了となりました。
結果、18本の大木を伐倒完了、大木を相手によく頑張ったと思います。最後に希望者の車に薪材を積み込み、15時過ぎに解散となりました。
体験の五十嵐さんは「皆さん凄いと思いました」と仰ってくださり、晴れてご入会となりました(拍手)!皆さん、お疲れ様でした。
(記:佐藤ひかり)