2022年 ≪春号≫ Vol.121 2022.6
2022年度の活動がスタート!
- ●4/9(土)高川山林 薪割り、間伐、チェーンソー講習等 参加者:26名
- ●4/24(日)高川山林 薪割り、道づくり、遊歩道点検 参加者:25名
- ●5/14(土)新篠津村 耕地防風林 部分伐採 参加者:22名
4月9日(土) 小樽市 髙川山林(ワオ-の森)
参加者:26名 天候:晴れ
この冬の記録的な積雪にヒーヒー言いながら雪かきしたのも今はすっかりと過ぎ去りし過去となりつつある、はずでしたが…。
4月9日本年度も待ちに待った第1回目の活動が行われました。
市街地や道路は残雪がやや残るもののすっかりと春景色なのですが、山はやっぱりね。まだまだ雪がたくさん積もっております。いや、積もりすぎ。過去に例のない残雪の量にびっくりです。
そんな高川山林ですが、会員有志がこぞって協力し除雪に労を費やしていただいたおかげで階段や山風庵前の広場はきれいになっておりました。ありがとうございます。
皆さん仕事も家庭も忙しいでしょうに、たまの休みにまで除雪に来てくれたなんて、これもひとえに山主である高川さんの人となりがなせることでしょうか。例年この春一番の活動は参加人数がとても多いんです。今回も26名の参加!みんな待ってたんですねぇ。
今日の活動は、薪割とチェーンソー取扱講習です。午前中はチェーンソーの講習のためいつもより静かな中、薪割や山中からの薪材降ろしが始まりました。今年は雪が多かったためか鹿の食害が多く、樹皮がきれいに食べられてしまった樹がたくさんあり、まずはその片付けからです。順調に薪割が進んでいきます。
講習も今年からはチェーンソー作業に携わる会員は全員参加となりまして、なかなか盛況でした。体験参加や新入会員の方々含め大勢の会員が真剣な表情で聞いておりました。
お昼休みには伐倒時における合図の確認を行い、午後からの伐倒講習に備えます。また、白樺の樹液採集も子供たち中心に体験し沢山の樹液が取れました。焼酎を割るとおいしいらしいです。
午後からは、午前中の講習を生かして玉切り作業にチェーンソーが唸ります。また、希望者を募っての伐倒講習も行われ、2本の大木を伐倒しました。
倒した樹を玉切りし、山から降ろしてこの日の作業は終了。
薪割も随分と進んだ様子です。体験の方2名も、存分に楽しい汗を流し無事入会していただけることとなりました。
さて、次回は24日。引き続きの薪割作業と、楽しい道作りが待っています。また大勢の参加を期待しています。皆さーん!自然の中で春の息吹を感じませんかー?マスクを外して思いっきり深呼吸しましょうよ。
(記 冨士本)
4月24日(日) 小樽市 髙川山林(ワオーの森)
前回の活動では、あれほど残っていた雪もすっかりなくなり、乾いた地面が露出していました。桜の開花はもう1週間早い感じですが、コブシの白い花があちこちで咲いていて春を感じます。
気温は17℃。作業するにはちょうど良い気温で、今回の活動も、前回に引き続きたくさんの参加者で賑わいました。子ども・体験者を含め25名の参加です。さすが人気の髙川山林です。今日は二年ぶりに復活の「お昼に焼肉」を目当てに参加率が高かったのかな?笑
特記すべきは、今日、前年度まで役員をしてくれていた村上くんが(今期から松前に転勤)わざわざ遠方から(6時間もかかるのに!)駆けつけてくれ、一緒に薪割りで汗を流してくれるという!
よくきた村上くん!君は神だ!
さて、今回の作業内容は、①玉切り・薪割り ②道づくり ③遊歩道点検・清掃 です。メイン作業は前回に引き続き、玉切り・薪割りとなり、午後からは全員で道づくりという予定を組んでいました。
さすがにこれだけの人数になると、予め作業の割り当てを決めておかないと、すぐに作業に移れないこともあり、前日から私(今回のリーダーの宮田です)が、チームを決めておきました。えらいな俺。真面目だ。
朝の朝礼は、コロナ禍で大きな声を出さなくてもいいように、今回初お披露目「拡声器」を使いました。いいですねこれ!とても声が大きく出て、声を張らなくていいので、楽ちんです。作業内容を説明し、メンバー配置・安全告知、注意事項・ラジオ体操を行い、いざ作業開始!
今回は、道づくり作業前に、前回ヒヤリハット報告があった「道づくりの時の石の転がり」を防ぐために、防石ネットを設置しました。やはりこれがあるのと無いのでは、作業をやるときの安心感が違います。
道づくり班は、高川さんを先頭に5名での作業。高川さんから石組のレクチャーをしていただき、石組み、石集め、鍬で道削り、根切り・土ならしを分担して作業します。
遊歩道点検・清掃班は、かつてウッディーズで設置作業を行なった遊歩道上のゴミや石などを清掃しつつ、焼き丸太などの破損箇所が無いか点検です。破損箇所があればピンクテープで印をつけ、次回メンテナンスを行います。この班には作業収容後、お昼の準備を行ってもらいました。
メイン作業の玉切り・薪割り班は、玉切り、薪割り、薪運び、薪組みを作業分担しての作業です。今回体験に来た高橋さんにも薪割り体験をしてもらいます。周囲に気をつける注意事項やコツを一度教えただけで上手にできてセンスがいい!スバラシイ!1時間ほど薪割り体験をしてもらい、道づくりの方も体験していただきました。
子どもたちも薪割りに挑戦!
そうこうしている間にも、焼肉炭起こしの煙が、風に乗ってやってきます。ヤキニク!ヤキニク! さあ、もう一踏ん張り頑張りましょう!薪割りは5箇所でやってますが、意外に素性の悪い材が多かったのでしょうか、思っていたほどスピードが上がらず。。当初私は、薪割りは午前中で終わるだろうと想定していたのですが、全然想定違い!スイマセン!
さて、お昼は二年ぶりとなる焼肉です。コロナ対策で「直箸禁止!トングで取り分け」「野外ですが、相応のソーシャルディスタンス」を気をつけます。美味しい焼肉、美味しい汁物まで!分厚い牛肉や、鹿肉!旬のアスパラ、焼きそば、マシュマロ etc… みんな満足な楽しい昼食となりました。
午後の作業は作業進行の想定違いもあって、引き続き、薪割り・道づくりの2班に分かれての作業になりました。玉切りをお願いしていた西田さん、早坂さんも「もう飽きた・・・」と愚痴をこぼしつつ、最後まで玉切り作業をしてくれてありがとうございました!
道づくりも順調に進んだようです。皆さん最後まで頑張り、いい汗をかいたようです。
ヒヤリハットの報告もなく、今回の活動は無事に終了しました。お疲れ様でした!!
(記 宮田)
5/14(土) 新篠津村 耕地防風林 部分伐採
さて今年度3回目となる今回の活動は、新篠津村にある篠津運河沿いの防風林の間伐作業です。
場所は、当別町との境界付近で新篠津村の北側の端っこです。前日までの天気予報では雨が予想され開催が微妙な感じでしたが、当日リーダーの友子さんをはじめ会員の熱い思い?が天に届き、開始直後の一瞬の小雨以外はおおむね曇りで時折日差しも降り注ぐ、まずまずの天気での開催となりました。
参加者は20名を超え、いつも通り朝のミーティングにて本日の作業内容や注意事項の説明、ラジオ体操後に作業開始です。
作業内容は、畑の際の防風林の立木が風で畑に倒れないよう、選抜した20数本を間伐し、倒した木の枝打ちと玉切り、玉切りした木の集材、運搬作業となります。ここで問題が一つ、防風林の間伐ということで間伐する木は防風林なだけにいつも一定の方向から風を受け一定の方向に傾いているようです。(どこの防風林もこんな感じかどうかは知りませんが・・)その風で重心の大きく傾いた木を畑と反対側に倒すのが本日の大きなミッションです。
今回のミッションの依頼主であり、防風林の所有者である村役場の方は「最悪は畑側に倒してもオッケーと、畑のオーナーに承諾はいただいています。」とおっしゃっていましたが、実際に作業を開始してみると口で言うのは簡単ですが、そのミッションの困難さを身に染みて体感しました。
私も偉そうに活動記録を書かせて頂いていますが、ウッディーズ参加は本日が2回目の、ずぶの素人で知識も技術も超未熟なこともあり、私が考える様に思い通りに木は倒れてくれないばかりか、まったく正反対に倒れ、さっそくヒヤリハットを経験する始末です。
伐倒作業は大きく二手に分かれて実施していたので、防風林の奥側での作業状況は分かりませんでしたが、伐倒木の状況や風の状況などから今回のミッションは難易度が高く危険が危ないということで、役場の方のお言葉に甘えて伐倒方向は無理せず畑側へ変更となりました。
作業を継続するうちに、あっという間にお昼休みです。風があったので風よけに隣接する納屋を開放していただき、各自持参したお弁当と、おやつやコーヒーをいただき鋭気を養いました。
午後からの作業は、ミッションを変更したこともあり、間伐を予定していた木を全て伐倒完了、玉切り材を車の入る場所まで人力で運びます。
運んだ材は薪ストーブの薪材等として持ち帰りOKということで、参加会員の需要が満たされるまで供給(運搬作業)が続きました。
最後は会長のピッカピカの軽トラに玉切り材が満載されたところで、本日の作業が全て終了しました。
会員の皆さんは良い汗と心地よい疲労と共に、玉切り材をゲットし、依頼主の新篠津役場の皆さんからも感謝の言葉をいただき、気持ちよく帰路につきました。
帰りは「道の駅新篠津」も近くにあり、私は寄り道して新篠津産の野菜もゲットし充実した一日となりました。皆さん大変お疲れ様でした!
(記 佐藤)
仲間のプロフィール:海岡 康成さん
仕事:公務員 趣味:DIY ハイエースいじり 元ハーレー乗り
間もなく在道通算20年となります。実家を出て現在の仕事に繋がる全寮制の高校へ進んだのは京都に飛行場が無かったからかも知れません。
北海道は最も長く過ごす第2の故郷になります。2回目の勤務で薪ストーブを設えた自宅を構えました。3度目の勤務で支笏湖復興の森プロジェクトなるものに参加していましたが、NPO法人が解散したため、次なるボランティア活動を探していたところ「ウッディーズ」と出逢うこととなりました。
それまで薪材を購入していましたが、コロナ禍で入手が困難となり、まさに渡りに船とはこのこと!最近ではウッディーズ自体が趣味になっているカンジです。
我流で扱っていた刈り払い機や手入れの仕方もよく理解していないチェーンソーの取り扱い方を基礎から教えていただき、毎回目から鱗です。最近特に作業安全管理について伺う機会が増え、会長より「目的を間違えないで」とあるのですが、手段が目的化している五十路男は大自然と、そこに集まる仲間との本活動を心から楽しんでいます。
仲間のプロフィール:後藤 菜生子さん
仕事:保育士
趣味:自然の中で体を動かすこと(登山、山スキーなど)、動物観察、お酒を飲むこと
ワォーの森を子どもたちがのびのびと育つ遊びの拠点の一つとしているかもめ保育園に、2021年から勤務していて、それがウッディーズ入会のきっかけとなりました。
もともとは埼玉県出身ですが、小さいころから自然や動物が好きで、東京にある専門学校で自然環境保全・野生動物保護管理を学び、知床国立公園を管理する環境省羅臼自然保護官事務所でアクティブレンジャーとして勤務、その後自然・産業ガイドとして知床で過ごしていました。(華の)20~30代、シマフクロウの巣箱を背負って藪漕ぎしたり、ヒグマの糞を拾い集めて濾して喜んだり、弱ったオオワシを捕まえに流氷の上を這いつくばったり(ワシも私も命がけ)、、、。40代になった今、「野生動物」が「野生的子ども」に変わりましたが、毎日発見と感動の連続で、より一層、喜怒哀楽に溢れる日々をこの小樽で過ごせていることに幸せを感じています。 ウッディーズへの参加は、ワォーの森が中心になるかとは思いますが、みなさんと一緒に汗を流しながら自然の中で過ごす時間を楽しみに参加しています。どうぞよろしくお願いします。
仲間のプロフィール:山田 博之さん
仕事:フリーランス(IT関連) 趣味:レコード収集・コーヒー豆焙煎
2021年入会の山田博之です。江別在住の40歳。フリーランスのIT屋で、最近はゲームを作ってます。趣味はレコード収集・コーヒー豆焙煎。
北海道出身です。このまま残り続けたいとの想いに反して、周りに流され本州に就職。Uターンに8年かかりました…。
便利な都会にいると不便さに惹かれるのでしょうね、憧れの薪ストーブ!
念願叶い設置しましたが、薪の調達には苦労しました(笑)。
山の購入を本気で考えましたが、大げさだと我に返ったところで目に飛び込んできた「札幌ウッディーズ」。
「ガチの集団だったらどうしよう」と、実は入会まで1年悩みました。みなさまお優しいので、楽しんで作業できています。おかげさまで薪にも困らないようになりました♪
よろしくお願いします!
仲間のプロフィール:柴崎 洋子さん
仕事:事務職 趣味:花を眺めること、山・ガーデン巡り
2022年4月から入会しました柴崎と申します。
普段は事務職で、以前は北見の製材工場で働いていました。入会理由はもっと自然を身近に感じたかったこと、人と交流を持ちたかったためです。小さい頃は岩見沢で暮らしていましたが、その頃に比べて日常的に木や虫を見る・触る機会がなくなっていると思い、野外で活動したい、でもするのであれば整備された道を行く登山のようなものではなく、誰かの生活に繋がるような活動をしたい…そんなふわっとした動機でウッディーズの体験に申し込みました。加えてコロナ禍と人見知りで人との交流が減り続けていたので、いろんな方とお話しする機会がほしかったのです。まだ数回の参加ですが、薪を割るのが得意な方、ひたすら木を切る方、おもしろい職業の方、いろんな方がいて毎回楽しみにしています。皆様これからどうぞよろしくお願いいたします。