森林人通信

2019年 ≪夏号≫ Vol.112  2019.9

6月、7月、8月の活動のあらすじ

  • 6/8(土) 北山山林 風倒木処理  参加人数:11名
  • 6/30(日) NPO新山川草木 22世紀の森 草刈作業  参加人数:15名
  • 7/13(土) 柴原山林 風倒木処理・草刈り  参加人数:8名
  • 7/28(日) 柴原山林 風倒木処理・草刈り 参加人数:13名
  • 8/10(土) 恵庭市防風林 列状間伐作業  参加人数:9名/li>
  • /25(日) 恵庭市防風林 列状間伐作業  参加人数:10名/li>

6月8日(土) 北山山林 風倒木処理

天候:快晴 参加:11名
素晴らしいお天気の活動となりました。
濃くなりつつある緑に映えるバックの青空。作業日よりです。
今日は、会初の高校生体験者です。なんと!高校2年生!お若いです。学校でボランティア体験の義務があるとかで、インターネットでウチを見つけてくれました。キミはオオアタリ!だ、です。

11名の参加のもと、風倒木、枯損木の処理をメインとしました。
色々な蔦も絡まり、寝込んでいる木だからと言って油断していると、切ったときにどっちかの方向へピョンと飛び上る可能性があり、これが勢いもあってこわい。またいつものように、チェーンソーは周りに人がいないことを確認して作業する、など注意事項を確認して始まりました。ここは細い木も多いので、手ノ子で切れるのも魅力です。
初体験の高校生にはなおのこと!トントンと作業を進めいき、玉切りもして、薪材希望者の車に運びました。
お昼は木漏れ日の中、みんなで輪になって談笑しながら、ゆっくりと過ごしました。

体験高校生はあれやこれやと、みんなに質問責めにアイ、そりゃぁ手厚い歓迎でした。みんな変わった高校生だなぁ、なんて思いながら(っていう、メンバーは十二分な変人ばかり!おいでいでこのヘンジン道へ、ひひ)

午後からは、お疲れ気味の山主さんをせかして、松の大木が倒れ散る現場へ、軽トラックに分散して移動しました。
これがなかなか楽しかった! 

こんな車に荷積みされるなかなかない体験で…

なかなか激しい現場下。こんな大きな木が風で倒れてしまうなんて。
これをやっつけるのも、息の切れるお仕事でした。

でもしっかり汗を空き気持ち良い疲れと共に終了いたしました。夏場の作業となってきたなぁと思いながら….高校生H君、入会なるか!?

(さとう 記)

 

6月30日(日) NPO新山川草木 22世紀の森 下草刈り

天候:曇り 参加:15名(うち体験2名)
本日の作業は、手鎌班と刈り払い機班の2つに分かれての作業となりました。

【手鎌班】

少し曇っていましたが、午後からは晴れてきて、暑くなりました。
鎌で木の周りの草を刈っていたわたしたちは、22世紀の森の藤原さんに、木の名前や特徴などを教えていただきました。そのことをまとめてみました。
まず、トドマツの木の周りの草刈りをしていた時は、「トド松」と「カラ松」の違いを教わりました。
トド松は、葉の先はよく見るとふたつにわかれていますが、カラ松は分かれていないそうです。
そして、大きな違いは、カラ松は、秋から冬には葉を全て落としますが、トド松は落としません。
車に戻るときに見かけた泥の木の葉の裏は、白くもふもふしていて、なぜ泥の木と呼ばれるのかわからないほどです。
泥の木は、タンポポの種と同じように種が飛んで、条件の揃っているいろいろな場所に泥の木が生えるそうです。
カツラの木は、葉を焼くと線香の代わりにできるそうです。
去年も、木のいろいろな豆知識を教わりましたので、今年もたくさん聞けて良かったです。

(ゆなちゃん(小学生会員) 記)

 

【刈り払い機班】

本日は曇りがちの天気でしたが、蒸し暑くもなく、作業にはもってこいの午前中。刈り払い機班は、5名、5名の2グループに分けての作業となりました。
水分補給を忘れず、周囲に気をつけ5メートル以内に入らないこと、近づくときは前からジェスチャーなどをして気づかせることなど、危険予知活動を行い、準備運動ののち作業を開始しました。

腰の高さくらいまで伸びた草を丁寧に刈っていきます。右から左へ草を運ぶような要領で行うと、刈った草が残りにくく綺麗に刈れます。
私ごとですが・・・私は一番遠い場所からの作業開始となりましたが、草刈りを始めた直後、歯が全然切れないことに気づきました。
「おかしいなぁ・・・・はっ!!まさか!!!」
そう、歯を逆に装着していました・・・オーノー! とはいえ、レンチは車に置いてきており。。
遠方までレンチを取りに走るというお恥ずかしい失態から始まりました。

作業は順調に進み、途中休憩も入れつつ、皆さん笑顔で和やかなトークが弾みます。
差し入れのミニトマトが美味しかったな〜!しみるしみる。

 

休憩後もう一踏ん張りして、草刈り作業ノルマは無事終了。
お昼はお楽しみの『ジンギスカ〜ン』
みんなで食べるジンギスカンは最高です。労働の後のご飯は本当においしい!
いつも22世紀の森運営の方々に用意をしていただき感謝です!
サクランボやスイカなどの差し入れなどもあり、初夏を感じました。

食事後は作業に参加した皆さん全員で記念撮影を行い、ウッディーズ以外のメンバーは解散に。
ウッディーズは、冬の間に間伐を行った松(上半分だけ間伐)の、残りの下半分の間伐作業を手伝います。
直径10cmほどの幹を手鋸でギコギコ切ります。手鋸で切る松はなかなかの作業で、3本も倒すと握力がなくなるほど。
最後はO田さんのチェーンソーで残りの松の処理をお願いし、本日の作業は終了しました。
怪我もなく作業を終え、爽やかな汗をかいた1日となりました。
(本日体験の2名も入会が決まりました!さらに素晴らしい!)

≪ 恒例の作業前、作業後 ≫

(宮田(おとな会員) 記)

2019年7月28日(日)柴原山林

柴原山林 天候:晴れ 参加:13名
数日前から急に暑くなってきました。今日は暑いぞー、というスタート!でも、晴れているから前回よりは虫がぐっと減りました。

今日は、入口の草刈りと、広場の実生(みしょう:種子からそだって幼木)を探して、その周りを草刈りして、その生育を助けようということです。また、風倒木の処理をしようということで、3班くらいに分かれて作業をスタートしました。

 私は実生救出班。笹の中に、ハルニレ、イタヤカエデ、サワグルミ、キタコブシ、ホウ、カシワ、ミズナラ、ヤマモミジ、ハウチワカエデなど、たくさんの種類の実生が見つかり、その周りを草刈りしていく。

今日は、子供たちが3人もいて、この班の主力な担い手となる。最近、当会は大変若返っています。小学生、中学生、高校生、そして若い青年社会人なども入会下さり、頼もしい限りです。

お昼は、暑かったので、冷たいお蕎麦となりました。トッピングを色々揃えると、朝に茹でたお蕎麦でも氷を入れて美味しく頂くことができます。暑いときはこれがいいですね。

噴き出した汗も、これでなんとか収まり、さてはてお昼からもやるのかぁ、という協議?のあと、午後も黙々と頑張りました!風倒木も倒すと掛かり木になってしまうので、よく見て上手に倒さないと大変です。
ということで、今日も無事故で終了することが出来ました。

暑かったぁ~( ;∀;) また、後日、参加された親子さんが虫に20か所も刺されて、悶絶ちゅーというご連絡を頂きました。気の毒なことをしてしまいました。今後も虫対策は過剰なまでにお願いします。

(佐藤 記)

2019年8月25(日)恵庭防風林

天候:曇りのち晴れ  参加:10名
前回に引き続き、恵庭の防風林の枝払いです。急に寒い時間が長くなり、蚊など刺す虫が減り快適に作業ができました。
前回に引日続き枝払いがメインです。今日は体験者が2名!30代のイケメンお二人。一生懸命に枝払いをしてくださいました。

きれいに枝払いした後の防風林は光が入り、とても爽やか、爽快そのものです。やった甲斐があるというものです。
お昼は何と庄司さん自ら、お店のコーヒーを淹れて下さり、みんなに振舞ってもらいましたよ。しかも本日は差入れのスイーツがたっぷり!まさに至福!仕事の後の甘味がコーヒーが体に沁みます。

とても小さく綺麗な緑色したカエルがたくさん出てきたり、体と目玉が真っ赤に染まったトンボが飛んでたりして、季節が変わったのだなぁ、としみじみ思うのでした。

本日のトピックは、グッドルッキングガイな2人が体験にきてくれましたよ!若いです。
また、会えるといいですね〜!
今日は作業中に鳥の巣を見つけました。一生懸命に作った感じがよく見えます。精巧なオウチです。

(南部 記)

2019年8月10日(土) 恵庭市防風林

天候:曇り時々小雨 参加:9名
ここ10日ぐらいの猛烈な暑さから一転、とても寒い朝となりました。「寒い??」あれ、どうなっているんだろう!?というまま、現場へ。
風も強く、やはり寒いままだった。しかし、今回のリーダーの宮田さんが、小雨決行!という合図だったので、迷わず現場集合!

今日は、全く枝払いがされてなくて、重々しい木々たちの枝払いと、風倒木の処理、そして列状間伐20本強。
各班に分かれて、いざ作業開始! 最近入会された南部さん親子が、今日は雄々しいお姿となって作業開始。
見てください!この真っ暗な林、台風でやられてしまった風倒木の様子を!

みんなそれぞれ懸命に枝を払い、間伐をしました。
枝はもうすさまじく張っています、どこから切っていいのかわからないくらい。南部さんのてっちゃんも頑張りました。

ただただひたすらに枝払いをすると、こんない林が明るくなりました。写真ではわかりにくいですが、とても健康そうに、光が入り、風が通るようになりました。
だが、しかし、これは防風林、風が通ってしまっていいのだろうか??でも風も通らず、光も入らなければ、土壌はやせ木は倒れやすくなり、木の健康も損ねられてしまい防風林の寿命は短くなってしまうでしょう。
間伐班も、懸命に倒し続け、こちらもまたすっと光が入り、林としては明るくなりました。当会の主力メンバー、十分に事故に配慮し、次々と倒していきました。頼もしい!
ということでこちらがアフターです!

お昼も寒いぐらいの中、みんなでゆったりと食事をして。この林間で頂く食事は、本当に美味しく豊かな時間だなぁと思います。
2時まで頑張って、それぞれ近くの温泉に寄ったりしながら、解散していきました。お疲れさまでした。

(佐藤 記)