森林人通信

2024年 ≪秋号≫ Vol.131  2024.10

8月、9月、10月の活動のあらすじ

  • ●8/25(日) 江別市1 防風林灌木・枯損木処理  参加者:29名
    ●9/8(日) 臨時活動:滝野自然学園 枯損木処理 参加者:12名
    ●9/14(土) 江別市2 防風林灌木・枯損木処理  参加者:21名
    ●9/29(日) 江別市3 防風林の間伐・灌木処理  参加者:18名
    ●10/12(土)新篠津村1 防風林の白樺列状間伐  参加者:21名
    ●10/27(日)新篠津村2 防風林の白樺列状間伐  参加者:29名

初めての活動場所、素晴らしい環境での活動

●9月8日(日)臨時活動:滝野自然学園 枯損木、掛かり木処理

参加者:12名 天候:晴れ

  暑かった夏が過ぎ、秋の入り口だと感じる、清々しい天候と心地よい風が気持ち良い作業となりました。今回初めて滝野自然学園にお邪魔しました。
 現地は「昭和46年に閉校した滝野小学校校舎をそのまま利用した木造の野外教育施設で、幼児や小学生の宿泊学習の場、各種企業・団体の野外活動やレクレーション・研修など自然豊かな環境を生かした体験活動の場としてNPO法人ネイチャープログラムデザインが、自主運営している施設です。(NPOさっぽろ青少年女性活動協会HPより)」
大変素晴らしい活動であり、環境だと思います。

 また、周辺は樹木が大変多く、子供達が自然の中で楽しめる環境としては大変素晴らしい所です。
 今回は、12名の会員と滝野自然学園さん2名で、主に子供達が安心して山の中で遊べる場にするため、危険な「枯損木・かかり木等」の処理作業を行いました。
 ミーティングにて、リーダーから安全に留意し枯損木・かかり木の処理を行う注意事項を参加者全員で確認しあい、3班に分け作業に入りました。
 第1班は、難儀な懸木から始めます。寝返りして倒れた30m級の松の先端が、木の幹と枝のY字部分に挟まった状態です。チルホールとプラロックのダブルで引っ張るも、ビクともしない。あらゆる手を駆使し、かなりの時間を要したが無事に倒すことができました。それを皮切りに、各班の枯損木・かかり木処理を進めていきました。

 私も、久しぶりに立木に向かってみると、大丈夫か?切れるか?等々思いましたが、なんとか倒せました。(倒した木にはごめんな・・と!)
私たちの班では、立木に向かい、方向・枝振り・傾斜等々を確認し、枝同士でかからないような方向に倒すチャレンジを行いました。数本先端の枝がかかりましたが、皆さんレベルが高いと思います。
 お昼は、具沢山の冷麺を佐藤さんが用意してくれ、大変美味しく頂きました。いつもいつもありがとうございます。

 午後からは、午前中の続き作業を行い、指定された樹木の処理は大半終了したのではないかと思います。
 最終的には、枯損木・かかり木等大半は枝からみで素直に倒れ無い中で、31本処理は立派です。また、事故もなく終了したことに、大変ご苦労様でした。

(記 石田)

市民の憩いの場所になりますように。恵庭子供会が見学

●9月14日(土) 江別市 防風林灌木・枯損木処理(前回の続き)

参加者:21名 天候:晴天です(朝、寒〜!)

 先週まで「一体いつ秋がくるの?」という暑さが続いていましたが、活動の朝は一気に気温が下がりました。宗谷の沼川では2.1度と「もう冬ですか?」みたい朝でした。
ちなみに今回の活動場所の江別は5時26分の時点で7.2度を記録していました。(会長の車、今季初のヒーターが稼働したそうです。)

 今回は、前回(8/25)と同じ江別野幌湯川公園向かいのフィールドでの活動です。定時9時までに参加者全員集合。まずは、活動前の準備運動、そして朝礼。今回のリーダーは、久々に参加された山田さんです。まずはリーダーから今回の活動内容と役割分担及び注意事項が呈示されました。

 前回の活動で、背丈ほどもある雑草がすっかり刈られた川縁に残された柳の伐採と川縁と反対の斜面の笹刈りが活動フィールドです。会長から安全上、笹刈りは斜面下からもしくは横移動で刈るようにと注意事項が追加されました。

 今回の活動には、恵庭市から恵庭子供会の児童14名と引率の大人の方6名が後ほど参加される事が桑原さんから伝えられました。9時15分頃、機材、身支度の準備を整え、早速皆さん活動開始。伐倒は会長、西田さん中心に行わなわれました。どんどん伐倒されていきます。

 川縁の木のため、フェンスや川に落ちないように気を使わなと行けないので伐倒する方は大変!川に落とさないためにローブを木にかけて、皆んなで引っ張り倒していきます。
 伐倒が一息ついたら、玉切り・枝払いして一気に皆さんで片付けていきます。しっかり、伐倒、玉切りの作業が同時にならないように作業が行われていきます。
(今までのヒアリハットの蓄積効果ですね!ちなみに玉切りの際、筆者やらかしてしまいました。ヒヤリハット記事を参照ください。)

 一方の笹刈りも順調に進んでいたようです。斜面の笹刈りは大変平地と比べて大変な作業です。お疲れさまでした。

11時頃、恵庭子供会方が到着です。
 早速、伐倒現場の見学。会長、西田さんが伐倒手順を説明しながら2本ほど大木を伐倒していきます。(大木が倒れる様は子供達にどのように映ったでしょうか?)子どもたちも灌木の処理を行ったようです。

 朝が涼しかったので、今日はそれほど暑くなく活動しやすいと思っていたら此処までの作業で皆さん汗だくでした。

 そうこうしているうちに12時。お昼です。日陰に集まり、会メンバーと子供会の皆さんと昼食。佐藤さんからの美味しい、お煎餅とコーヒに北川さんのアンドーナツでエナジー補給です。(いつもありがとうございます!)小1時間ほど休憩の中、姉崎さんから高橋 三太郎さんが主催する木工塾の個展をお知らせがありました。

恵庭子供会の皆さんとは、昼食後にお別れとなりました。帰路の前に子供会リーダーの年長さんと思われる子供さんから、お礼のお言葉を頂きました。(今回の子供達の活動は恵子連活動日誌というブログに乗るのかなぁ?)

 充分に皆さん休憩の後、午後の作業開始です。残った笹刈り、川に落とした木の処理、会長が躊躇していた川に張り出した最後の大木にローブをかけ、ウントコドッコイショ皆さんで引っ張り、会長が倒していきます。見事、フィールドに倒木。皆さんで最後の作業を行い、フィールド内の作業が終了。前回は何処が川なのか良くわからなかったのが、美しい景観になりました(ウッディズってすごいです)。

 15時頃、終礼。大きな事故なく無事しました?(ヒアリハットが2件)今日参加された皆様、お疲れ様でした。
江別の方が23歳のイケメンのお連れ方にボヤイテおりました。「カブト虫、クワガタいなかったな』
皆さん、もし見つけた次回も江別なのでご持参いただけます?

(記:内田)

みなさん、ちょっと集合早すぎませんか?笑

●10月12日(土) 新篠津村 防風林の白樺列状間伐

参加者:21名 天候:晴れ

 今回の活動場所は、空が広い新篠津村。まずは役場に集合です。(会員の中で薄々気づいている方もいるようですが、最近の集合がやや早くなってきているようです。とても素晴らしいことです。しかし、決して集合時間が早まっているわけではないので、交通安全に気をつけてこれからも集合時間に間に合うようにお集まりください。私はギリギリに着くことが多いので、早まらないことだけをお願いしたいです。)

 前年同様、町役場から現地に移動しました。現場は、役場から車で約10分のところにありました。稲の収穫の終わった畑の横に佇む防風林が今回の現場です。桑原リーダーのもと、作業分担、安全に関する注意事項等の周知がありました。天候もよく気持ちのいい空気の中、防風林の白樺列状間伐の開始です。

 この時期の活動での要注意事項「うるし」。前回の活動で数名の方が被害に遭われて、大変な思いをされたそうです。今回の現場にもたくさんの「うるし」がありました。そのため、活動場所を多少変更しての活動となりました。これからも、今回のような柔軟な対応が必要だと感じました。次回参加される方は十分にお気をつけください。少し寒さも助けて少なくなっていることを祈るばかりです。

 今回の活動は、富士本会長チームと宮田チームに分かれて伐倒、枝葉などの処理、玉切り、運搬を行いました。手際よく木が倒されて、素早く片付いていく様子を見ていると本当にウッティーズのチームワークの素晴らしさを感じます。
しかし今回は、倒した木を運ぶのがとても大変。そこで、役場の方に猫車出してもらうことになりました。これが大活躍でありました。

 今回の活動では、約30〜40本の木を倒しました。そのおかげもあり薪ストーブユーザーにとっては、大量の木を手に入れることができました。よりよい木を選んで持ち帰ることができました。

 次回にも期待です。ただし、今回は木を積み込む場所まで車で入るのが少し難しく、側溝に落ちそうになってしまいそうになる場面も。しかし、ここもウッティーズのチームワークにより無事に乗り越えることに成功。
 次回、10月27日は選挙もありますが、活動もあります。みなさんで是非この素晴らしい活動を続けていきましょう。
【お願い】次回の活動で肥料か米袋を持ってきていただきたいです(ある方)。畑の中に木を倒した際に細かい枝などを拾うのに使用をします。これがあるととても便利ですので、よろしくお願いします。

(記:江田)

私たちって、プロ以上にいい仕事してますよね!

●10月27日(日) 新篠津村 防風林の白樺列状間伐

参加者:29名 天候:晴れ

 本日選挙投票日、北海道五区の新篠津です。作業は前回に引き続き、防風林の列状間伐です。
 伐倒者は冨士本、宮田のイカれた、いやイカしたふたり。

 目標方向へバッタバッタと倒します。あぶ刑事のタカとユージの如しコンビネーションです。ステキ。
 マイチェーンソーを手にした漢達は、我こそは〜と枝払い、玉切りへと散って行きます。あちらこちらで、ガイドバーを挟まれたり、エンジンから煙が昇ったりしてますが、とても楽しそうです。

 か弱きオンナコドモは、一輪車やリヤカー、或いは体を駆使して材を運び、枝を拾い、腰が痛いだの、旦那が夜中にトイレに起きるだの、大根が豊作すぎるだのと賑やかです。

 お昼は友子さん特製の汁物。キノコと豆腐がたっぷり入った醤油仕立ての美味いやつ。本日の参加者は29人。鍋二つで迎え討ちます。さすが友子! そしてお約束の北山ドーナツ。会員の中には、北山さんはドーナツをくれる人と認識している人も多いかも。ゴチそうさまでした!

 間伐・伐倒した木を処理し、田畑に散らばる枝葉まで丹念に攫う私たちの仕事は、市場価格でhow much。コレをボランティアでやってしまう私たちはお人好し?いや、ただの変態ですってヨ。
 玉切りした白樺を、希望者の車に存分に積み込み、今日もよく働いたねー、と時計を見るとまだ13:30。時間余ったから久しぶりに集合写真でもやっとく?じゃあ、早坂さんのニヤニヤ顔で締めようか?パシャリ。あー、野村さん(夫)入ってないじゃないですか、残念。
とても個人的な感想ですが、最近の活動にはご夫婦での参加が多いですね。仲良しで羨ましい限り。あーうらやましー(棒)
 さあ、来月はウッディーズ今期最後の活動です。最後までくだらない話と安全第一で楽しみましょう!

(記:南部)