森林人通信

2023年 ≪秋号≫ Vol.127  2023.10

8月、9月、10月の活動のあらすじ

  • ●8/27(日) 恵庭市 防風林(列状間伐)  参加者:23名
  • ●9/09(土) 江別市 防風保安林 整理伐 参加者:27名
  • ●9/24(日) 江別市 防風保安林 整理伐 参加者:28名
  • ●10/14(土) 江別市 防風保安林 整理伐 参加者:26名

万歩計も1万歩超え!今回が一番疲れました

●9月9日(土)江別市 整理伐

参加者:27名(うち、子ども2名 江別市役所の方3名) 天候:晴れ

 7月に夫婦で入会した光山です。今回の活動報告させて頂きます。場所は江別市美原の ①えみくると、 ②近隣の美原墓地向かいの林です。
 天気は雨の予報もでていましたが集合場所に着いて活動を始める頃には日差しがでてきて気温もあがり暑かったです。
 いつものように皆でラジオ体操をしてから当日リーダーの佐藤友子さんから活動内容と注意事項の説明がありました。その際にえみくるは以前にも活動を行った場所とのことで、その跡地には大きな木製の遊具が出来上がっていました。

 その後会長の作業説明の後 ①と②班に分かれ活動を行いました。 ①では駐車場横にある白樺を10数本伐採しました。そのほとんどが傾斜していたり車庫が近接していたりで倒したい方向に倒すのが難しい作業でした。(私は倒していませんが)

 倒した木を玉切りし駐車場淵に運び午前中の活動が終了しました。私は玉切りされた木をそんなに遠くない距離に運ぶ作業をしていたんですが毎度のことながらバテバテの状態でした。

②は美原墓地横の林を農地にするので、1区画内の木を全て伐採し、枝払い、玉切り、搬出の作業です。二つの班に分かれて作業を行いました。

午前中の休憩に千賀さんから頂いたトマトの砂糖酢漬けがとても美味しかったです。
えみくるでの仕事も終わり美原墓地に移動してみんなで昼食。

 午後からは ②で全員で作業です。
凄い勢いでした。2時半までノンストップで作業し全体の40%の伐木が完了して、本日の作業は終了しました。
 私は今回で4回目の参加なのですが今回が一番疲れました(笑)。万歩計も1万歩超えてました(笑)。

徐々に作業できる種類を増やしていきたいと思っていますので今後ともよろしくお願いします。
江別市の方からは飲み物の差し入れを頂きました。ありがとうございました。

(記 光山)

密度の濃い労働で、達成感を得られた1日。

●9月24日(日)江別市 整理伐

参加者:28名(うち体験1名・子ども1名・江別市職員3名) 天候:晴れ

 抜けるような晴天の日曜日、前回に続き江別市美原の休耕林での活動となりました。
まず休養から復活された山田リーダーの挨拶。本日の伐採地は江別市所有とのことで依頼者の市の方の紹介がありました。田園地区の中に1ヘクタールほどでしょうか?植林した場所をまた農地に戻すとのこと。残念な気もしましたがこちらでも農業の大規模化が押し寄せてきているようです。江別の農業発展のために今日も頑張っていきましょう。

 ヒヤリハット事例としてノコギリ、ナタの使い方の注意がありました。道具の行き先に自分の手や足があると怪我に繋がるとのこと。刃物を使うときの基本ですが、ついやってしまうことも。基本に忠実が大事ですね。

 本日はノーマルラジオ体操の後に作業開始。
冨士本さん始めとする伐倒部隊がどんどんと白樺の木(他の木もちょっとだけ混ざってました)を倒して行きます。
 枝払い、玉切り、搬出部隊が後に続き作業がスムーズに流れていきます。でも水分たっぷりの樹木はとても重い。30分もすると既に汗だく状態。それでも皆、黙々と作業を続けます。

 私はかなりの数を玉切りしたせいか次第にチェーンソーが切れなくなり、体力も落ちて効率ダウン。
たまらず休憩を取り、水分補給とついでにチェーン交換。切れ味と体力が戻りペースが復活。
 作業開始から1回の全体休息を挟み11:30頃ようやくお昼休みに。日陰を求めて何人かは木陰周りへ。椅子を並べておしゃべりしながらお弁当をいただきました。(お墓のすぐ隣というのが少し微妙)

 涼しい風のおかげで日陰でしばらく佇んだ後は汗も引き(少し寒いぐらいとの声も)午後の作業へ。
そしてまた皆さん作業に邁進。気がつけば伐採が進みすっかり見通しが良くなっていました。(50本近くは伐倒したのでしょうか?)2時過ぎから車が入り玉切り材を搬出。積み込みも大勢でやると一気に進みます。有難いです。

 我オンボロ車はギャラリーに囲まれ、心配そうな視線と歓声?悲鳴?を浴びながらなんとか脱輪せず退出路へ上がることができました。(ばんばとか何かの祭りのようでもありました。見守りありがとうございました。)

 14:30ごろ作業終了。

 非常にきつく密度の濃い労働でしたが、怪我、事故なく、皆さん達成感を得られた1日ではなかったでしょうか? 今日は見学者として武田さんが参加されました。いきなりきつい作業で大丈夫でしたか? 皆さん、大変お疲れ様でした。

(記:野村)

大木伐倒、この場に居なければ経験ができない迫力!

●10月14日(土)江別市 整理伐

参加者:26名(うち子供:1名 体験者:1名 江別市職員:3名) 天候:晴れ

 この現場の作業は3回目。汗だくになった前2回と変わって朝は涼しさも感じました。かなり早く到着したと思いましたが、南部さんが先着、富士本会長も同時に到着でした。
 会長はすぐさま燃料の調合、南部さんもチェーンソーの目立てを始めました。役員の方はこんなに早くに来て準備をされているのですね。いつもありがとうございます。
 開始時刻の9:00に、本日のリーダー桑原さんが朝礼開始の第一声。恒例のラジオ体操をし、江別市の方の挨拶、体験の方の紹介、作業上の注意等があり、伐倒は3名が行なうことが伝えられ作業を開始します。
 他のメンバーは、枝払い、玉切り、運搬の担当です。初めて現場に入ったときに100本程あった樹木も残り30本くらい。

 まず冨士本会長がこの土地の主のような大木の伐倒に取り掛かります。梢と葉を揺らしながらダイナミックに傾いていく光景は圧巻です。

 ズシンと地響きがして、砂塵が少し舞い上がり、離れていてもサーっと風が吹き過ぎていくのが感じられます。この場に居なければ経験ができない迫力です。これを皮切りにそこかしこでチェーンソーが鳴り始めます。

 細かな分担は決めなくても、それぞれが自分のできることを見極めてどんどん作業を進めていきます。これがウッディーズのチーム力と言えましょうか。
立っている樹はもうあとわずかとなった10時半過ぎに小休憩。江別市の方から飲み物の差し入れ、メンバーからも飴を頂き一服をします。

 リフレッシュして再開、最後の一本の伐倒を担当するのは西田さん。追い口を入れる合図の笛が吹かれると、一時の静寂。皆が手を止め見守ります。直立していた樹が弓なりに傾き鞭のように地面を叩いた瞬間に会長と怜真くんが一緒に“ぴょん”と飛び跳ねて、見ているほうも思わず“にっこり”します。その後少しあって午前は終了。昼食に向かう移動中に振り向くと、こんもりと、茶色や緑の枝葉の山と玉切りされた白樺の山が整理されて点在し、すっかり姿を変えた現場に達成感を覚えます。

 昼食時には、みそ汁、コーヒー、シナモンドーナツの差し入れがあり、いずれも疲れた体にたいそう染み入ります。差し入れありがとうございました。元気が蘇ってきます。

 さて午後は、薪材の積み込み準備が中心で、玉切りを進めるチェーンソーの音が一斉に鳴り響いています。本日の大団円も近づいたようです。

 各自薪材の積み込みを終え、終礼。ヒヤリハットの報告もなく、体験の森さんも入会を決意され一同拍手。また次の現場でお会いしましょう。皆さま大変お疲れさまでした。

(記:三角)

今年のキャンプは 穂別キャンプ場!