2019年 ≪秋号≫ Vol.113 2019.11
9月、10月、11月の活動のあらすじ
- 9/14(土) 江別市防風林 間伐 参加人数:12名
- 9/21〜23(土〜月) ウッディーズ黒松内キャンプ 参加人数:10名
- 10/12(土) 苫東コモンズ育林コンペ 風倒木処理 参加人数:12名
- 10/27(日) 苫東コモンズ育林コンペ 風倒木処理 参加人数:4名
- 11/9(土) 高川山林 間伐作業他 参加人数:15名
9月14日(土) 江別市防風林 間伐
天候:晴れ時々曇り 参加:12名
今日は初めての現場です。先月は恵庭市の防風林でしたが、今月は江別市の防風林です。豊幌駅で待ち合わせ。 現地はこんなところです。
今日は枝打ちと間伐の作業です。先日体験くださいました山口さんが無事ご入会下さって、参加してくださいました。 この枝打ちは、木が乾燥しているのか、とてもやりづらい。なかなか太い枝が多く、難儀です。
間伐班は風倒木の処理で、こちらもなかなか太いです。しかし、わがウッディーズ、しっかりと安全に倒し、処理していきます。
一生懸命働いたあとは、みんなで輪になってお昼ご飯。お道具の手入れを怠らない冨士本さん。
午後からもしっかりと頑張りました。
今回はこの様々な雄姿やら、美人具合やら、ちびっこ会員やらをご覧くださいませ。
作業結果は、こんなにすっきりして、枝の重かった木たちも枝打ちされて体が軽くなったことでしょう!
見てください、こんなふうに木で遊ぶ(ツッコミ切りの練習?)様子や、可愛いお花を!
次回は29日ですが、本日あまりにも進みがスムーズだった為、次回の作業分もやってしまい、29日はお休みとなりました!素晴らしい! お疲れ様でした。
(記 さとう)
9月21〜23日(土〜月) ウッディーズ黒松内キャンプ
天今年は去年に続いて2回目のキャンプとなりました。
場所は黒松内ブナ林&長万部公園キャンプ場。参加者は10名の有志。子供も2人います。
待ち合わせは長万部の「かなやドライブイン」、30分の誤差のもと、札幌、小樽、長沼組が無事に集合。
お天気は上々!!
素晴らしい青空の下の樽前山、またハーレーの高級車!
ドライブインでお昼を食べて、今夜のキャンプ地、長万部公園へ。 これまたとても整備されたきれいな公園でした。 早速、テント設営へ。今どきのキャンプ場が初めての私は、その設備のすばらしさ、また皆さんの手際の良さに驚くばかりで、脳みそが痛くなってしまいました。(←そのせいか、たっぷり寛いでいましたね!!宮田追記)
早めのお食事の準備で、もう皆さまゆっくり体制。明日の朝のカレーを仕込みながら、焼き物を始めました。カレーはダッチオーブンとやらで素材の水分を出しながらの水を使わないお鍋なので、自然の甘味でとても美味しいカレーが出来上がりました。
夜更けまで皆さんゆっくりと夜を味わいました。
さて翌朝は美味しいカレーを頂いてから、早速、黒松内ブナ林へ。
ガイドさんの説明を聞き、集合写真を撮って入山しました。 ガイドの明石先生は、神戸のご出身だそうです。北海道、この黒松内がお気に召されて移住されてきたそうです。
いざ、ブナ林へ入りました。清々しい青空、空気、しっとり感、緑、緑..ここからは説明文は追いつかないので、写真で感じてください。
終点まで1時間半弱でしょうか。どんぐりが落ちる音が、バタッ、ボタッ、とたくさん聞こえてきます。山の仲間と歩く山林は、ああでもにない、こうでもないと木や葉っぱを見ながら、素晴らしい散策時間でした。(せっかく覚えた植物の名前は2日も経たずに忘れたのは言うまでもない。宮田追記)
この後は超有名な「二股らじうむ温泉」へ。これがまた素晴らしい泉質で、あったまる温泉でした。
そしてまた、キャンプ場へ戻って夕飯の準備。台風接近の為、明朝から雨が降り出すと言うので、夕方のうちにテントなどは片付けて明朝の雨に備えながら、夕飯となりました。(バンガローを借りててよかった!宮田追記)
そしてまた、夜は更けて.....二晩という時間に追われることのない余裕の中、夜はゆっくりと更けていきました。
朝は5時ごろから雨に降られ、片付けはほとんど済んでいたので、残り物を片付け、おにぎりとお味噌汁の朝ご飯を食べて解散となりました。準備をくださった冨士本さんやら、宮田さんの美味しい燻製など、お骨折りありがとうございました。
(記 さとう)
10月27日(日) 苫東環境コモンズ 育林コンペ 風倒木処理
今月2度目の苫小牧での活動は、黒一点のてっちゃんが、名誉の負傷の為欠席となり、女性3名と、殆どオッサン化した女1名の、4人だけとなった。
僅か2週間で辺りはすっかり紅葉し、落葉の敷詰められた道を受持ち箇所へと進む。
今回もリーダー北山さんから、注意事項と作業内容の説明があり、蔓切りを主に、落枝の片付け等、機械は使用せずに手作業で遂行することに決定。 林内は、さながら落葉の絨毯で、眼を見張るほど美しく、赤く染まったモミジは、陽を受けて唐紅の表情を魅せる。 少しずつ休みながら作業する者、高枝切りを巧みに使用する者、全力で蔓と格闘する者、作業の合間に落葉を拾い集める者、それぞれのやり方で順調に整備をして行く。
明らかに前回の活動後に倒れたと判る樹があったが、自然に任せて、手を着けず見守ることに。その一方で、1本の枯損木を倒すか否かで3名で議論。安全に倒す方向には、傷を付けたくはない、細いながらも懸命に生きている樹々が沢山あった。 ならば空間のある逆方向へ倒せば良いと、悪戦苦闘していると、「なぁんか静かだと思ったら!」と北山さんがやって来た。「子供が静かな時は、イタズラをしているものだ。」と言われ、一同大笑い。 この樹も手を着けずに見守るのが正解であったのに、無茶をしてしまった。
お腹が空いては力が出ないと言う事で、携わった4名以外に居ないこともあり、危険は回避出来ると判断した上で、手を掛けてしまった樹に目印のテープを巻いて、お昼の休憩時間をとることになった。 樹木の話から野鳥の話、旅の話。そして、お約束の健康の話へと会話が弾む。心配していた程の寒さは無く、温かい飲み物が必要な状況ではなかったのが救いであった。
燃料満タンの4名は、いざ午前中に残した枯損木の下へ! 北山さんの見事なロープワークにより、「子供達」が狙った方向へ寸分違わず伐倒成功! ただ駄目だ、と言うだけではなく、こうした技術指導というアフターフォローをしてくれるとても素晴らしいリーダーに、心から感謝したのは言うまでもない。
作業終了後の、ヒヤリハット等の報告会で、
「子供のイタズラしました!」
「イタズラに乗っかり(便乗)ました!」
「もう二度としません!」
と反省する『良い子達』へのご褒美に、リーダー北山女史は、よその仕事振りを見ることも勉強だと、林内を先導し、あちこち解説しながら周ってくれた。
山林・樹木との関わり合い方は、人それぞれ違うけれど、共通している事は、皆、山や森林、自然を愛していると言う点だ。ここ苫小牧の未熟土では、今後も風倒木が沢山出ることと思う。
しかし、自然に対して挑むようではいけないと、ある人が教えてくれた様に、自然の法則に逆らわず、自然から学び、どこまで人が手を出して良いのかを熟慮した上で、活動をして行く事が大事なのだろうな、などと彩り鮮やかな道を走りながら考えさせられた今回の活動であった。
(撮影/記 今田)